『私怨を宣うが為に呟きを欲す』
癒しを求めて、日常系、出来ればきらら作品が観たい今日この頃。
最後に日常系のアニメを観たのも、きらら作品を観たのも、共に去年の6月の「こみっくがーるず」最終回が最後。
あれより一年間、過去作もリアタイで放送されていた作品も、何一つ日常系やらきらら系統の作品を一切観ていない事に気が付き、自分でも驚いている状況です。
そんな睡眠不足もあって疲労に苛まれている中、「彼方のアストラ」1、2話感想。
※元々2019年夏アニメの1、2週目の感想をまとめて書いた記事に投稿するつもりでしたが、一番長くなってしまった為別枠で投稿です。
かつてマクロスやダリフラと言った、宇宙を舞台にしたSFモノの大作に出会った時と同じ様な感覚に陥った。
作品全体は「彼方のアストラ」独特の雰囲気を放っていて、ギャグ線はかなり高くてシナリオは既に面白く、これからも更に面白くなる気しかしない。
詳細を見て行くと、まず、手で耳を塞いだ時のような宇宙空間の音だとか、ヒロインのいのりんボイスにノイズを塗れさせたりだとか、深夜アニメではあまり評価の対象にされない音響の面が、意外と凝っているのではないかと感じた。
本当は音響なんて拘ってないかも知れないが、その音だけで真っ暗な宇宙空間にたった一人にされたアリエスが抱いた恐怖と同じものを感じれた。闇一遍で無音に近しい宇宙空間が怖いと思えた。
イヤホンで視聴していたので、耳で感じたその辺りが気になったので評価したい。
多分1話での一番の魅せ場がここだったのだろう。制作陣の気合が見て取れた。
それと、久々にいのりんの声がヒロイン(アリエス)に合っていた。
人気声優になると、作品の質の安定化や円盤売上を増やす為にごり押しで色んな作品に起用される事が多くなり、『この声そんなに合わないな、もしかしてごり押しか?』と思う場面が多々あるが、今回は違った。
チノちゃん、レムりん以来かな?
いのりんによる、純粋かつ元気溌剌でちょっと抜けてる女の子の演技が非常に上手かった。
2話では、終盤でアリエスが笑うシーンに全てを持ってかれた。何だよあの笑い方www
結局、五等分の花嫁の五月は無理y(ry
そして初回から一時間SPと、気合の入り様が他作品とは違っていたし、作画・演出面から見ても明らかに本気。
映像の上と下に黒線を入れているのは映画さながらで、まるで長編アニメーション(アニメ映画)を何分割かされたものをテレビで観ているような感覚だった。
もしや勝負を仕掛けてるのは今期のアニメ作品群では無く、アメリカの宇宙映画なのか?
その力の入り様から、覇権を、そして世界を狙っているかのようにも感じた。ラルケはこの作品を出世作にする気だな?
次期上がって来るアニメ制作会社はラルケに一票。今一番期待できる制作会社。
今期1、2週目終了の段階で本当に一番面白かった作品です。
トラウマとなった過去、変えたい未来、少年漫画的展開の数々と、仲間との協力と絆の物語。
作品というか物語に引き込まれ、決して飽きない展開の次々に、先の展開が兎に角気になる。
「2019年夏アニメ始まっちゃったけど、取り敢えず何観れば良い?」と聞かれたら「彼方のアストラがオヌヌメ」と答えても全然かまわないレベル。まず今期何か一作品を観るとするならば、「彼方のアストラ」を全力でオススメしたいと思います。
現段階では、の話だから作品全体の評価は最終回まで終わらないと評価のしようが無いけれど、漫画誌連載漫画を差し置いてネット連載なのに『このマンガがすごい2018』第一位に輝いた作品なら、シナリオも展開もここ数年で最高峰に近いのだろうから、期待しかないです。
既に伏線が多数貼られているとの原作勢からの情報も...
昔遭難した事がある主人公が二度目の遭難。リーダーになって一緒に遭難してしまった仲間共々生き延びようと必死にもがく・・・ジャンルは違えど、ソウナンですか!?とやってること全く同じで草。今期二作品も遭難しとるやないか~い! どうやら西暦2019年、令和元年度の夏の高校生の間では遭難が流行っているようです...
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